私の、一番古い記憶は団地にすんでいた記憶。
多分三歳くらい?妹が一人。
一場面だけ。
家族でどこかデパートのパン屋さんで買ってきたパンを食べてて、私が半分食べたパンを、父が面白半分かな?に取り上げて、食べてしまった。
私は泣いて、父がパンを取り上げたことを母に訴えたのですが言葉回しが可笑しくて、
一個半しか食べてないのに父がとった、と言ったものだから、一個は食べたなら良いでしょ、とあしらわれ。
そうじゃない、としばらく泣きわめいた記憶。
私の言葉が悪かったのは今はわかるけど、当時は分からなかった。
半分て言えば良いのにそれが出てこなくて、一個半になっちゃった。
母は何で味方してくれないんだろうと悲しかった思いでです。
でも父もなに考えてたんだ?
三歳の子供から食べてたパンを取り上げて食べちゃうなんて。
そんで私が半分しか食べてないのわかってたはずなのに、説明してくれれば良いのに笑ってた。
大学生くらいになってから聞いてみたけど、父も母も覚えてなかったその記憶。